川 霧 や 市 井 は 消 ゆ る 渓 の 音 かわぎりや しせいはきゆる けいのおと 博多湾が近い、大きな川にかかる橋の欄干もよく見えない。 川にかかる霧は、一面とはいわず、そこら一帯の景色を消すほど深い。 街は消え、水音ばかりが大きい。