寒牡丹 童(わらべ)のごとし 藁(わら)帽子

寒牡丹は、麦わらの帽子をかぶされている。
その上に、雪が積もっている。
わたしは今まで、恥かしいことだけど、寒牡丹は温室にあると思っていた。
一般の牡丹とは、種類が違うことを今年知った。
藁の笠がかわいらしい。
うちの牡丹が咲くとき、貸してほしい。
季節がちがうから。
一般の牡丹が咲くころは、牡丹に雨がかかって、やっぱり笠があったらいいと思う。
笠を被った牡丹は、むかし大事にしていて、もう割れてしまった、博多人形に似ている。
上は着物、下はもんぺを穿いた子供が、両手を口の横に当て、何か言っている。
頭には、藁の笠をかぶっている。
足は、片方は後ろに宙に浮いて、いかにも走ってきて、誰かを呼んでいるような仕草だった。
よかったらクリックください。励みになります。


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください