十二月 福子ひとり行く 溺れ溺れ 今年もあと半月。また一年が過ぎる。 迷うことはあまりなかった。 こうするしかない道をただただがむしゃらに 来ただけだったような一年。 来年も似たようなものだろうか。 小さな小さな息抜きを見つけながら、 行くしかない。