にゅういんが びょうにんのかお ほるあきび
いつも不思議だなぁと感じることがあります。
ほぼ元気に見える人が、入院し、むかしは、それが長期に渡ることけっこうあって、二、三ヶ月はざらだった時代が長く続きました。
日に当たらないせいもあって、顔は色白を通り越して、青白くなり、痩せると、ひとまわり小さくなり、点滴の針を刺す血管ばかりが目に付くようになって、それは確かに病気の進行のせいが、いちばん大きいのだろうけれど、あまりの変わりように、一瞬息を呑むことがありました。
みんな今なら治ったんじゃないだろうか。
少なくとも、もう少し快適に、もう少し長く生きられたんじゃないだろうか。
わからないけれど。