ねんねこや ねむればおもし こしいたし
人力で、農作業をしていた時代、日本中に、仕事の辛さを唄う民謡が幾百もでき。盛んに唄われました。
街には、民謡酒場というものができ、大いに賑わったと聞きます。
今の、若いママたちのように、子どもを前に抱っこしていては、仕事はできません。
みんな背中に負ぶい、働いたものです。
池や堀の多い地区には、あちこちに小さな地蔵が建てられ、
それはおそらく、忙しさで、ちょっと目を離した隙に、子どもが水にはまって亡くなったことを、悔やんで悔やんで、泣く泣く造られたものだと、想像します。
機械が入り、ちょっと見た目には、農業も楽になったと、思いがちですが、
このところの気候変動で、努力が水の泡ということが、珍しくありません。
農機具も、大した金額です。
かたちは変わりつつも、辛いことは、おなじです。