お 立 ち 酒 先 の 苦 労 に 亀 の 鳴 く

おたちざけ さきのくろうに かめのなく

「 お立ち酒」
宮城県の民謡です。
嫁に行く娘を思う親の想いを唄ったものです。
「名残り情けのくくみ酒。
はやり風邪など引かぬよに」

哀愁を帯びた尺八の音色にのせて唄われる抒情たっぷりの民謡です。
嫁に行くことは、苦労を背負うこと。
それが少しでも軽くありますように、身体壊すことのないように。
祈るしかない気持ちが、切々と伝わります。
そうそう里帰りも許されなかった昔のことです。

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