「七人の侍」「十三人の刺客」 「十三人の刺客」を先に観た。面白かった。稲垣吾郎の殿様、残虐で狂気。理屈も納得のいくものだし、分かりやすいうえに、わくわく感あり、胸がすっとするし、迫力あるし。「七人の侍」これもその時代のものとは思えない、ひとつひとつ、ことの背景から心象に至るまで、さすが天下に名を轟かせた名作。こちらも引き込まれて観た。ついでだが、こんな落ち着きのない三船敏郎を観たのは初めて。この二作なんか似てる気がする。まあどちらもすばらしい。志村喬という俳優のファンになった。遅いか。いいものはいい。時代が変わっても。