ひきあなを でややこしきは あとまわし
ヒキガエルは、短い足、幅広いアタマを持つ大型のカエルです。
見かけによらず、眼の後ろや皮膚やあのイボにも毒を持つそうです。
体温を外気温と同じにして、仮死状態で冬眠する両生類です。
その冬眠中のヒキガエルが、春になって土の中から出てきます。
もともと動きが鈍いうえに、冬眠が終わったばかりなので、その動作は無骨で、見た人は思わず苦笑しないではいられないのです。
急ぐことはない。
面倒なことは、解決を急がず、アタマの隅のシチュー鍋に放り込んで、ゆっくりとグツグツ煮ているあいだに、時が解決したり、流れが変わったり、思わぬ解決策が出てきたりすることもあると思うのです。