はないかだ いっけんひとつ いしのはし
桜の花が散り始め、花びらが、川や湖や池など水に浮かびます。
くっついたり離れたりしながら、流れに身を任せ、カタチや大きさを変えながら、長く水面にとどまります。
幅3mほどの用水路の淵に家々が並び、一軒にひとつの橋、手すりも何もない、クルマで渡るのも慣れないと怖い小さな橋が並んでいます。
上流の大木のサクラが散りかけて、花筏がその小さな橋をくぐっていきます。
橋の隙間からその進み具合を見ることができます。
それなりに風流です。
家々は農家で、立派なたたずまいです。
小さな橋とのアンバランスが面白くもあります。
春が終わりを迎えます。