きょうどうぼち しんぷもねむる しまのあき
黒島天主堂。
長崎県佐世保市黒島。
天草地方の多くの素朴な教会とはひと味ちがう、立派な造りです。
明治に入ってから建てられたもので、長い禁教の時代を苦しみ抜いて過ごした信者が、少ないたくわえから寄付を集め、神父の指導のもと、決死の覚悟で作り上げたと聞きます。
床は有田焼のタイル、コウモリ天井といわれる、天井を高く見せるデザイン性の高い天井、説教壇といわれる、他の日本の教会では見られない独特の階段のあるステージなどが、その独自性と荘厳さ、その当時、出来うる限り贅沢に作られたことを物語っています。
近くには、神父の墓を中心として、信者の墓が集まっています。
海の見える高台です。