雪が積もっている。
木々は葉を落とし、見る影もないけれど、しっかりと水や養分を吸い上げて、根は今のうちとばかりに成長しているのだろうと思う。
人々は、芽が出れば喜び、葉が育ち、蕾をつければ誉めそやし、
やれ開花宣言、桜前線とかまびすしいけれど、大切な時季は今だと思うのです。
人間も、未熟であり、運からも見放され、試練の冬が、長く続くもので、投げ出したくなることも多いけれど、
もし頑張れたなら、養分を蓄える時と信じて積み上げてほしい。
ほんとうに自分にとって、大切な人を見間違わないように、見極めることも、この試練のときの仕事かもしれない。
そんな人、誰一人見つからないことも多いけれど、くさらない。
寂しさに耐えられる根性を養うことも大事。
変なオトコに入れあげて、結局ストーカーに仕上がって、殺されるようなヘマをしない。
焦るから、本来の姿を見誤るのだと思うのです。
このかじかむ寒さを、困難を乗り越えることに、使いたいと思うのです。