底抜けに明るいと言われる。だから何でも言われる。あたしには何を逝ってもいいらしい。慣れてきたからって、口のき
きかた考えろだって。明るいわけじゃない。おしゃべりが 好きでしゃべっているんじゃない。沈黙が怖いから。人の中にたって、オロオロと心を砕くから、饒舌になるだけ。ばかばかしい。必要なこと以外しゃべらない。そしたらなに。なんか今日大人しいじゃない。話に入ってよ。あたしにばっかり振られて、仕事が進まなくて。狭い部屋で三人で仕事してるから、それは確かにそう。だから精一杯気をつかってきたのに。今日だけじゃない。あしたもあさってもずーっと、余計なことは喋らない。なんて楽なんだろう。始めて知った。