はんぎりを てんぴぼしして はくしゅうき
はんぎりとは、大きめのタライのようなもので、木製です。
一人乗りで、クリークで、両手で漕ぎながら、菱の実をとります。
上手になるには、コツをマスターせねばならず、何度か堀に落ちて、学習するそうです。
菱の実は、見た目は地味で、菱型、栗から甘さをとったような味です。
最近では見かけませんが、むかしは西鉄柳川駅で売られていて、新聞紙にくるんで渡し てくれたものです。
遠いむかしのことです。
皮脂の吸収や、血圧を上げない効能があると言われています。
白秋は、柳川の酒屋に生まれ、感の強い子で、子守が続かなかったと言われています。
才能に恵まれ、現在に至ってもなお遺作は人のこころを捉えます。
ただ家業の方はうまくいかなかったようで、両親を引き取りそれなりの苦労はあったかと想像します。
オンナ遊びと、引っ越しを繰り返すことで、エネルギーを蓄え、精力的に仕事をしたとは、わたしの勝手な想像です。