かんなさく だいがくうらもん てつのさく
大きな派手な花なのに、こんなに無視される花も珍しいのではなかろうか。
カンナを嫌う人は大勢いて、大事にされることもなく。
たとえば踏み切りの横とか、門の開け閉めの邪魔にならない、だれも見ないところとか、生活道路の、階段の登り始めの横だとか、そんなところで見かけます。
大きな葉は、たいていは破れていて、毒々しいほど赤い花や黄色い花は、やたら強くて、愛想も色気もないし。
いつ咲いて、いつ散ったか、だれも知らないし。
書いているうちに、なんか自分のことのような気がしてきた。