かきごおり ねころびてみる じごくえず
地獄絵図は、以前どこかのお寺で見た記憶があるのですが、壁に掛けてあるのを立ち止まって見た程度で、じっくり見てみたいとは思っていました。
この度、印刷したものを、友人から借り受けて、ゆっくり見ることができました。
鬼のひとりひとり、動きから表情まで実にユニークで、またバツを受ける者の憔悴しきった痛みに耐える顔など、これ以上は描けまいと思うほどの傑作で、見飽きることがありません。
どの程度の悪人からここへ連れ来られるものか、ちょっと心配ではあります。
人を殺したりだましたりしてはいないけれど、人の為になることもしていないものですから。
もうこの年ですから、少し生き方を考えねばなりません。
あしたになったら忘れそうな決意表明です。