ど の 路 も 袋 小 路 な り 薄 暑 な り

どのみちも ふくろこじなり はくしょなり真夏でもないのに、暑い。

とにかく暑い。

アタシの住んでる町は、

福岡のベッドタウンといわれ、まあなにかと便利ではありますが、

幹線道路を一歩入ると、

むかしの馬車道で、くねくねと曲がって、区画整理のできてないところが多いのです。

一軒一軒は、それは豪邸で、

ハンドルを固定して、庭一周回れるほどの敷地の広さなのですが、

人さまのために、土地を供出するような先人がいなかったせいか、

走りにくい、危険な田舎道が、いたるところにあります。

町の実力者が多いと言われる地域には、そこに大型バスが通ります。

不便なところを補って走るという設定の、地域バスまで、通ります。

「路線バスが行かないところに、きめ細やかに」

というコンセプトのはずが、このざまです。

イライラは、暑さを増長させます。