落 と し 文 拾 ふ を 待 つ は 儚 け り

おとしぶみ ひろうをまつは はかなけり

オトシブミ。

昆虫です。

産卵のときに、クヌギやナラの広葉樹の葉を巻き、巻き物の書状に似た巣を作ることで有名です。

その内側に卵を産みつけ、種類によっては、それを地上に落とす。

包み方や、巻く葉も種類によって異なり、

広げてみると、中に卵がひとつだけ生みつけられている。

そもそも「落とし文」とは、

「公然と言えないことを記し、わざと道などに落としておく文書」

のことだそうです。

そんなこと、できるわけないのに。