肩 車 柳 の 絮 を も み じ の 手

かたぐるま やなぎのわたを もみじのて

ヤナギは晩春、花をつけ、実を結び、白いわたげに覆われた種子が風に乗って飛び立ちます。

ふわりふわりとそこらじゅうに飛ぶのだけれど、いざ摑まえようとするとうまくいかない。

幼子はそれが欲しくて、「高い高い」をねだり、少しでも高いところならつかまえやすいと思ったのでしょう。

春の夕暮れの川沿いの古い町並みの散歩道。

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