がんかえる しゅうせいという くのうもて
秋に渡ってきた雁が、春になり繁殖地である北方へ帰ります。
ガンという鳥は、一度つがいになると、一生離れることはなく一夫一婦を守り通すと言われます。
オシドリとは大違いです。
オシドリ夫婦などと使われますが、言葉とは大違い、毎年相手を変えますから。
ガンの巣は沼地や湿地などに作られ、かえったヒナは、春になるまで親と暮らします。多くは群れで過ごしますが、家族の結びつきも強いと言われます。
そのつながりで、鈎(かぎ)状や竿(さお)状にになって飛んで行く姿は、哀れを誘います。
命がけです。
海の上で休むために、木の枝をくわえて行くと。
枝を海に落としてそこで休むために。