釣 り 忍 盤 の 水 に 漬 け 置 か れ

つりしのぶ たらいのみずに つけおかれ

釣り忍。
シダ類の根を重ねて巻いて、軒先に吊るし、涼を呼ぶ風鈴やすだれと並ぶ、暑さを凌ぐための、むかしからの日本人の知恵。
水は毎日かけているのだけれど、この頃の熱波は凌ぎ難いようで、ときどきたらいに冷たい水を張ってしばらく行水させて、充分な水分補給をさせます。
庭の隅々の植物も、水を遣り忘れないように気をつけないと、一度へなっとなると、立ち上がりが難しいのです。
この暑さ。
人間も動物も、植物までもが油断ならないのです。