重 篤 と 見 舞 う て 花 の こ と 話 し

じゅうとくと みもうてはなの ことはなし

もうこれが、最後の見舞いになるかもしれないと思えば、胸が詰まります。
ついつい必要以上に明るくして、あとになって、不自然だったか、かえって疲れさせたかと悔やむことしきり。
サクラの開花具合など、つまらないことしかあたまに浮かばないのです。
話したいことは、尽きないはずなのに。
もう最後なのに。
病のことなど考えもしなかったころの、バカ話が思い浮かんで、涙が出そうになるのです。

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