郷 持 た ず 支 へ な き 世 を 蓼 の 花

きょうもたず ささえなきよを たでのはな

故郷と呼べる地が無い。

小さい頃暮らした家の辺りを、もしかしたらそう呼ぶのかもしれない。

でもある日、母親が変わった。

隣近所もそのまた向こうも、ウワサで持ちきりになった。

あんなところが、故郷であろうはずがない。

「人と比べては、幸せは来ない」

何度もなんども自分に言い聞かせて来た。

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