落 ち 藁 を 集 め て 烟 る 汽 車 の 旅

おちわらを あつめてけぶる 汽車のたび

広い広い平野のどこでワラを焼いているのか、ほのおが見えるわけじゃなし。

くすぶる匂いは妙に懐かしく、無人駅に停車したときに流れ込んだのかもしれない。

秋の日はつるべ落とし。

もうまもなく車窓には、自分が映り出す。

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