畑 打 の 十 歩 も 行 け ば 海 を 見 し

はたうちの じっぽもゆけば うみをみし

春に蒔く野菜その他の作物のために、畑の土を起こすことです。

冬の間に硬くなった土にクワをおろし、土くれをほぐして種蒔きのできる畑を作っていきます。

冬の間に枯れていた景色の中に埋もれていた畑に人の姿が見えるようになると、春を感じます。

狭いところは耕耘機が入らないので、手作業です。

ひとりです。

高齢化が進み、十歩ほど進めば、腰に手を当て、海を眺め、しばらくしてまた始める、辛いだろうと想像します。

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