浦島太郎は、何故玉手箱を持たされたか。
亀を助けたにもかかわらず。人間はすぐ調子に乗る。
その戒めだとわたしは思う。
乙姫は、思いのほか美しかったのだろう。
亀を助けたお礼を言われて、舞い上がった。
容易に想像できる。
女っ気のない浦島は、まず、鯛やヒラメにセクハラした。
まちがいない。
そこで止めておけばよかったものを、あろうことか、乙姫にまで、おそらく力いっぱい品のない語り口で、迫った。
本人は、愛を囁いたつもりでも、相手にも、はたから見ても、そうは見えない。
下品なオトコだということで、帰りたい気分にさせられ、玉手箱を持たされて、家路についた。
あとは、知ってのとおり、あのざま。