暖 鳥 放 つ 優 し さ つ ひ と 見 え

ぬくめどり はなつやさしさ ついとみえ

おそらくハヤブサやクマタカのことだろうと言われている、仮想季語です。

猛禽類が、捕らえた小鳥の体温で、自分の身を暖め、翌朝になると、その小鳥を放してやるという話があります。

そして、小鳥の飛び去った方向へは、その日は狩りに行くことはないといいます。

この小鳥のことを、ヌクメドリというそうです。

思いやりや優しさが見えているうちは、ニセモノです。

こっそり動いて、心に留めぬ、こんなことができなければ、人間ではないのかもしれない。

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