まちまちて あげくはいせん はるのあめ
後回しになるとは予想していました。
本線ではなく、単線ですし、無人駅が続く、まことに心細い鉄道ですから。
それでも長い長い陳情の末に、村の人々の足となるべく、期待されやっとの思いで開通したと想像します。
後回しでも、時間がかかってもいい、なんとか繋いでほしかったのです。
田舎の景色の中を行く単線列車は、味わいのあるもので、沿線にはやまぶしの修行の山や、天然の清水の水汲み場もあり、小さいながら窯元もあり、また開通した折にはぜひ乗りたいと楽しみに待っていたものです。
残念でなりません。