かわなみは すじぐもとなり たたらばし
俳句では、小さな地方都市の地名、有名じゃない山や川の名前などを使うと、ご近所さんには理解してもらえても、全国区では、何のことやらわからない、通用しないと指導を受けます。
それでもいいのです。
多々良橋と、筥崎宮はわたしにとっては聖地と言ってもいいところです。
ごとごと揺れる市内電車と、人ひとりがどうにか立てる幅の電停があれば、もっともっと良かったのですが。
多々良川に架かる多々良橋は、大きくてとても立派です。
欄干もそれを支える四つの柱も。
照明も当時としては、上等だったのだろうと想像できるものです。
夕暮れ時はとくに素敵です。
見飽きることのない風景です。
河岸ギリギリまで、マンションが建ち並んでいるのが、気に食わないといえばそうなのですが。