山 茶 花 の 降 る 尼 寺 の 階 に

さざんかの ふるあまでらの きざはしに

ふつうの寺とちがって、尼寺に見学者は少ない。

「ご自由にお入りください」とでも書いてない限り、誰も立ち寄ろうとはしない。

毎朝、丁寧な掃き掃除が行われるも、「散りながら咲く」

とまで言われる山茶花に追いつきはしない。

きざはしとは、階段のことです。

俳句の大御所の作品に使われるので、マネしたまでです。

端っこにちょっと腰掛けて、缶コーヒーを飲むくらいはいいだろうと、ひと休み。

秋はすっかり深まり、空気は清浄である。

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