しゅっかんの きょうふかずとも はるいちばん
今の時季、春のはじめのころに吹く台風並みの強い風です。
花粉もホコリも舞うため、厄介で、花粉症には辛いです。
今は、たくさんの大きな病院がいっせいにと言ってもいいタイミングで、改築されましたので、以前とは比較にならないほど、立派になり、そのうえ以前とは考え方も変わったようです。
ひと昔前の大学病院では、遺体の搬出口のすぐとなりは、ゴミの集積所でした。
ドアは横開きではなく、丸いノブを回して押して開けるタイプで、力を入れて押さえておかないとバタンと閉まってしまう。
目を開けていられないくらいの風、ホコリの舞う中、なんせゴミ置き場の横でもありますし、春一番の吹くときに、ストレッチャーから、葬儀屋のバンに移すのは大変でした。
間口は狭く、棺の両横にペタッと、棺に張り付いた形つまり、ドアに向かって真横にならないと、二人通るのはムリ。
病院は病気を治すところですから、死んだら早く連れ帰れ、ベッドを開けろとしか思わないのでしょうが、なんともむなしい気分でした。
ただタイアップしている葬儀屋はあって、病院が勧めてきます。
お一人様幾らで、キックバックがあるのでしょう。
国立の大学病院なのに、おかしなことです。
あれ以来、どんな大病しても、あそこは御免こうむりたい。