七夕。
一年に一度、織女と牽牛が逢うという。
一年は長かろう。
また次の一年はもっと長いはず。
人は変わる。
情熱は冷める、必ず。
容姿は衰える。
辻仁成と江國香織の小説「 冷静と情熱の間 」を思い出した。
何年も忘れられない、むかしの恋人と、遠い日の約束にすがり、その日その場所に行ったところ、相手も変わらぬ想いを抱いていたというロマンチックな話。
実際は、そうはいかない。
中島みゆき 「 東京迷子 」
5年経てば、人は顔立ちもかわる。ましてや男、ましてや他人・・・。
こっちの方が、しっくり来る。