馬 跳 び の 頭 は 下 へ 小 春 風

暖冬とは聞いていたけれど、それにしても暖かい日が続いた。
小春日和そのもの。
小学校の校庭に子どもらの声。
バスケットボールのパスの練習をしているよう。
投げては後ろに回り、その繰り返し。
むかしからおんなじ。
わたしは、跳び箱が怖くて、ついに跳べないままだったけど、馬跳びはできた。
危ないから、頭は出さず、しっかり下を向いているようにと、運動の得意な友人の指導もあった。
校庭だけでなく、帰り道の湿っぽい神社もだいじな遊び場で、楠の大木の周りでさえ、充分楽しく遊べたものだ。
幹は太く、向こう側から見えることはなく、太い大きな根っこがそこらじゅうに張っており、鬼ごっこには最適だった。
運動は得意ではなかったわたしも、神社の隅に造られた鉄棒で、逆上がりもできるようになった。
手にマメが出来てつぶれるまで、そして毎日夕暮れまで頑張ったのに、通信簿は3だった。
やっとこさ出来たという感じで、格好が悪かったからだと思う。
当時は、相当がっかりした。
数珠やカラスウリは、そこらに蔓延っていたし、牛乳瓶におたまじゃくしを採取したりもした。
田舎だった。

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