衰 へ の ひ と つ ふ た つ を 忘 れ 霜

おとろえの ひとつふたつを わすれじも

人の老化は、ある日突然やって来るわけではありません。

ただ、それが本人には到底分かるものではありませんが、周囲の人が気がつくのはある日突然です。

そして身内がそれに気づくのは、ずっとずっとときが経ってからです。

「えっこんなだったっけ 」と一瞬呆然とするわけです。

たとえば、約束を大きく勘違いしていることに気づいたり、今までクルマを駐車場のどの辺りに停めたか、迷うことがなかった人が、死ぬほど歩き回って探したり。

急に攻撃的なことを言ったり。

大丈夫かと心配になるけれど、言うわけにもいかず、そうこうしているうちに進むのかと思うととてもさみしい。

大切な相談相手なのに。

この句も読まれています。

梅 雨 冷 え に 忘 れ た き こ と の み 巡 る... 毎年、この季節になると、むかしの夢を見る。 あんまり、いいことは出てこない。 寂しい思いをしたことや、信じた人にウソをつかれたこととか。 湿度のせいかもしれない。...
万 緑 の 力 瘤(ちからこぶ) な り 滝 落 つ る... 緑の樹々の中、空気が違うのがわかる。 水は盛り盛りと湧いてきて、そして一気に滝となる。 しぶきは八方に満ち、みんなに力を分け与えるかのよう。 まだ発表はないけれど、あの高い青空は、確かに梅雨が明けたことを知らしめている。 今年の夏も、もうひと頑張り。 蝉の声が、ツクツクボウシに代わるのを待っている。...
笹 を 引 く 音 に 付 い て 来 ( こ ) 雪 女... 笹 〜 Arrow bamboo / koziro 大きな竹を一本、山から切り出し、道路を引いている。思いのほか大きな音がする。ザーザーと、引いている本人には、ほかの音は耳に入らぬ。山の雪女も、笹に紛れて、音に紛れて、里に降りてきたかもしれぬ。...
花は今 蕾色とて ときめいて 桜の開花が近いらしい。 花は咲いたら、散るだけです。 一分咲き、三分咲き、満開そして散るだけです。 葉桜もそれはそれでいいものですが。 いまから咲こうとしている蕾桜も楽しみをくれるものです。 なにごとも「はじまる予感」が一番なのです。 さくらもオトコも。https://ietter.hanihoh....

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください