荒 星 や 肉 親 の 縁 薄 き と て

あらぼしや にくしんのえん うすきとて

年寄りが言う、迷信のような言葉や言い伝えは、若いころは馬鹿にしてろくに聞きもしなかったけれど。
人にはそれぞれ、持って生まれた「さだめ」なるものがあるらしいとのこと。
ジムで、友だちになった呑み屋のママがサウナで言っていました。
もしかしたら当たっているのかもしれないとこのごろ思うこともあります。
「 肉親と縁が薄い 」
親に恵まれず、たったひとりの妹とも、すっかり疎遠。
定めと知れば、なんてことはない。
割り切って生きていけます。
人と比べることもありません。
ただ、句会では、母ものや、子どもを詠んだ愛情深い句は採れません。
なんか、気持ち悪くなるからです。

この句も読まれています。

万 緑 や 縦 走 リ ュ ッ ク 包 み 込 み... ばんりょくや じゅうそうりゅっく つつみこみ 山ひとつ登るのでもひと苦労、一日がかりなのに、鍛えた人はちがう。 三つの山をいちどきに征服するという。 それもそのむかし修験者の修行の場だったという、岩肌に鉄のクサビの打ち込まれた山を。 樹々は猛々しく生い茂り、登山者の姿はすぐに吸い込まれていきま...
地 雨 に な り 雛 の 納 め は そ の う ち に... じうになり ひなのおさめは そのうちに 菜種梅雨というのでしょうか。 気温は上がったり下がったり、落ち着かない空模様で、湿っぽい雨が降っています。 雛人形は一年に一度しか出さないので、からっと乾燥した日にしまいたいのです。 この雨が上がって、青空が見えてから、雛納めとしましょう。...
冷やし酒 つまみは要らぬ 相手も要らぬ... つまみでわざわざ酒の味を濁らせることはないのです。 食べながら飲まなきゃ……なんて医者以外のヤツから、言われたくはないものです。 わかっとるわい。...
出 柩 の 合 図 の 泣 い て 凌 霄 花(は な)の 落 つ... 1976 Cadillac Miller-Meteor Hearse / That Hartford Guy あの世に旅たつ人の、最後の声のように聞く、霊柩車のクラクション。 走馬灯のように、思い出が巡る。 はなむけだろうか。 ノウゼンカズラの、オレンジのあざやかな花が落ちた。 花の形そのままに。...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください