秋の雨 家ひそかなり 掃除する

秋の冷たい雨が朝から降っている。時々激しい。静かな家をしこしこ掃除する。好きで集めた小さな人形たち、タイプライター、ラジオ、ビクターの犬=ひとつひとつ持ち上げて拭く。ついでに柱時計のねじを巻く。ふたつのねじを、中に向けて巻かなければならない。窓の外の雨を見ながら、ときどき休憩をはさみながら、結構しっかり掃除する。トイレと風呂と洗面台は、重曹や酢や石鹸など、そのときの気分や思い付きで適当に選ぶ。トイレはサンポールを使っていたこともあったが、がんばってきれいにしても、公衆トイレの臭いになるのでやめた。押入れや、流しの下もきれいにしたいけど、相当な気力がいるので、通常はやらない。やりかけて、気力が尽きて、泥棒が入ったようになったのは、二度や三度ではない。休みの日、朝起きて、気分が乗ったら、掃除。乗らなかったらジム。どっちも出来ないことが多い。

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