流 れ 星 来 世 の 夢 に 絞 り た り

ながれぼし らいせのゆめに しぼりたり

流れ星を見つけたら、消えないうちに三回願い事を言えばかなうと言われています。

時間があまりにも短いので、うまくいかなくて当たり前なのですが、なんとかかなうならと思って挑戦してしまいます。

もう現世のことはいい。

なんせ終わりが近い。

ここまで来たら、何を願ったとて、現状が劇的に変わるとはとうてい思えない。

もしアタシに来世が許されるなら、今度こそ後悔の少ない人生を送りたいのです。

普通でいい。

とりあえずは普通の家に生まれたい。

アタマはあんまりお粗末は困るけど、テキトーでいい。

見映えはちょっと上等を目指したい。

あとは健康でありたい。

ぜいたくかな。

昨日ノーベル賞もらったエライ先生は、「わたしは両親にいい遺伝子をもらった」と公言していました。

そんな人と比べるつもりなどさらさらないけれど、まあなんというお粗末な遺伝子ですこと。

あんまりじゃないかい。

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