水 落 ち て 寒 鮒 釣 る や 白 秋 忌

北原白秋。
現在の福岡県柳川市生れ。
近代の日本を代表する詩人であり、詩、童謡、短歌、新民謡、数々の校歌、そして「城ヶ島の雨」
柳川の海産物問屋、(当時は主に酒造を業としていた) に生まれ、伝習館中学在学時成績下落のため落第。
この頃より詩歌に熱中、上京早稲田大学英文科予科入学。
類稀なる才能を発揮し、また知り合う知己に恵まれ世評高まる。
幼い頃より、感の鋭い子で、そのため子守が長続きせず、しょっちゅう変わったと言われる。
隣家の人妻と恋に落ち、姦通罪により告訴される。
離婚、再婚を繰り返し、また柳川の家業の失敗等の影響もあり、妻は質屋通いの苦労もしたが、少し金が入ると、転居を繰り返しまた、芸者総上げで遊ぶなど、後先を考えずの金遣いの荒さもあり、つまり結婚には全く向いていないというのがわたしの見解である。
しかしながら、なにぶん多才であり、意欲的で魅力に満ちた男であったことは間違いのないことで、わたしはベッドの頭のところに、カレンダーと並べて、白秋の写真を飾っている。
糖尿病及び腎臓病の合併症のため、視力はほとんど失われたが、さらに歌作に没頭する。
11月2日逝去。
享年57才。
柳川の誇りである。
生家は、見たところそう大きくはなく、後日隣に建てられた記念館が立派過ぎて、全くの艶消しで残念至極である。
柳川の掘割は、冬になると水を落とし、その際採られた鮒は甘辛く甘露煮仕立てで、郷土料理であるが、最近の若者には受けないだろうと想像する。

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