木枯らしに まだホトトギスの 芽を探す

ホトトギスは秋の花。深い赤紫の思いを秘めた不思議な花です。もうとっくに終わったはずなのに、ようく探したら、草むらにまだ少し咲いていた。折りとってガラスの瓶に入れた。あくせくしているうちに、大切な秋が逝ってしまった。柿の落ち葉も、黄色の銀杏の降るときも、あっという間に過ぎ去って、私のなかでは、これからクリスマスまでが、最後の楽しみ、サンタクロースがうろうろするようになると、もうげんなり。葉っぱの落ちた街路樹や、コートの襟を立てて、道を急ぐ人、大通りの裏の、ふと見つけた路地の家囲いからヤツデの大きなはっぱがしげっているのを見つけることにする。大阪の母が死んだ。長いこと、多系統萎縮症とかで苦しんで、やっと楽になった。よかった。

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