月 夜 に は 守 宮 ( やもり ) の 腹 の 白 か ろ う

守宮、むかしはいっぱいいた気がする。
ガラス戸に身体に不似合いな大きな吸盤をつけて、ペタッとくっついているのを、面白がって、内側から、鉛筆の先で、コンコンと叩いて脅かしてやろうとしたが、ずうずうしくて、なんてことない風情だった。
いまでも、いないわけではない。
とても珍しくなっただけ。

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