明け方の 雨の雫か 吊忍(つりしのぶ)

朝早くに雨が降ったらしい。
吊忍は、軽石のようなものに、しだや、常緑の小さい植物を植えて、
ぶら下げて愛でるもの。
昔の映画には、よくあって、わたしも好きで、ぶら下げている。
華やかではないけれど、心が落ち着く。
吊忍に雨の雫がいっぱい残り、心なしか元気。
やっぱり雨がいい。
水道の水を遣ったり、霧吹きをしたりするけど、
やっぱり雨がいい。
古い映画で、きれいな芸者が、吊忍に口に含んだ水を
吹きかけるその姿態がなかなか素敵だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください