新緑に 覆われ結核 療養所

今はもう誰もいない。
空気のきれいな山の少し奥に、後保護指導所というものがあった。
結核で、入院治療して治った人が、社会復帰するため、一時的に入所するところだったらしい。
昔むかし、まだ結核が難しい病気だったころの施設で、今は入れないようにしてある。
古いむかしの小学校をかなり小型にしたような建物で、木造、窓枠も木製、いくつか
教室があり、後ろには棟続きで、宿泊所があり、一つ一つの部屋は、広い廊下に沿ってある。
長い歴史のあと、中国残留日本人孤児の帰国のステップに使われ、それももう役目を終えた。
今はもう世間からは見えないところで、自然と一体化しているだろう。

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