闊 歩 す る 眼 光 増 し て 羽 抜 鳥

夏を迎えて、羽の抜けたにわとりなどを、羽抜け鳥というらしい。
冬の間の、ふさふさの時には、見えなかったものが見える。
まず、意外と高く脚を挙げて歩くこと。
あの脚の動きと、首の動きの連動の無さ、ぎこちなさは変わらない。
毛が抜けたせいか、眼が鋭い。
とさかが大きく見える。
見た目はかなりお粗末ながら、怖ろしくて追い払うことができない。
痩せて、迫力を増した。