春 満 月 ほ の と 包 み て 昇 開 橋

昭和10年開通。
重要文化財に指定。
福岡県大川市と佐賀県諸富町を結んだ鉄道用の可動式の橋だっだというが、佐賀線の廃線後も保存され、現在は歩道橋として使われている。
橋桁の一部が垂直に上下する橋として、現存する最古のもの。
色は鮮やかな朱を帯びた赤。

建設には大変な苦労を要し、筑後川の河口付近で、有明海の潮の干満を直に受けるため、時間と労力は大変なものだったと聞く。
建設当時は船が主要交通機関で、大型船の往来も多かったとか。
通常の橋では、干満の影響で、船が通れなくなるため、橋の中央部を稼働させ、船が通れるように設計された。
国鉄民営化に際し、佐賀線は廃線となり、筑後川を管理する当時の建設省から撤去勧告がなされ、解体も検討された。
しかしながら地元では、存続希望が強くあり、歩道橋として復活し、現在ではシンボル的存在になっている。
近隣の川べりには、エツ料理の店が何軒もあり、春の終わりから夏の初めの頃まで、両方を堪能できる。

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