花 ミ モ ザ 廃 屋 覆 ひ 空 覆 ひ

はなみもざ はいおくおおい そらおおい

幹線道路をふた角ほど中に入り込むと、狭い狭い道沿いに、もうとっくに人が住んでいないと思われる家がそこここにあります。

決して田舎のことではなく、政令都市とされる街中です。

なんでこんなもったいないことになるのか、固定資産税は払わずにすんでいるのかと、余計なお世話がはたらきます。

住宅地は、決定的に駐車場が足りず、マンションもまた、一戸当たりひとつしかスペースはないようでえ、みんなクルマを停めるのに四苦八苦です。

コインパーキングにでもしてくれたら助かるのにと思ったりもします。

遠いむかし、この家に元気な家族が居て、子どもが学校に通っていた頃植えられたのか、ミモザの花が幹も大きく育ち、黄色い花はまるで天から降り注ぐように、朽ちかけた屋根に覆いかぶさります。

この樹を植えたころ、誰が今の状況を想像したでしょう。

人生は、一寸先さえわからないと思うのです。

この句も読まれています。

飛 行 機 の 上 を 行 っ た と 僕 の 凧... untitled / t-miki やっと上がった。だいぶ努力した。走り回って、泥のついた凧が上がった。飛行機が行くのが見えるけれど、真下から見上げると、まるで凧が高く見えるから不思議。飛行機より高かったと、幼子が、頬を紅くして、息荒く報告している。...
記憶など 流してしまえ 梅の雨 梅雨の雨とは思えぬほどの豪雨、降って降って降りまくれ。野に山に浴びるほどの雨を降らせ、ついでにあの、風呂敷を頭から被りたいような昔のことも流してくれればいい。長く生きると、恥ばかり増えるような気がする。あのオトコも、死んじまえ。...
宋 銭 の 見 つ か り し 浜 秋 の 浪 そうせんの みつかりしはま あきのなみ ほんとに宋銭だったのか。 聞いた話だから、少々信ぴょう性に欠ける気がしています。 宋銭だと言い切るからには、その道の人にみてもらったのかもしれません。 波の音は、確かに秋のそれに変わったようです。 寄せる波は、長く長く浜の方までやって来て、気のせいか、しばら...
吾 亦 紅 己 れ 花 と は 知 ら さ れ ず... われもこう おのれはなとは しらされず ワレモコウ、多年生の秋の花です。 薔薇の仲間らしいのですが、ネギ坊主のような格好で、花は色づくと茶色っぽくなります。 まるでヤジロベエのような風情が愛され、好きな人は多いと思います。...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です