竹 箒(たけぼうき) 立 て か け し ま ま 野 分 来 し

九州では、久しぶりの大型台風だった。
心構えが充分でなかったため、植木鉢は落ちる、箒は放りっぱなし。
バケツは転がる。
台風のさなかに外に出ると、ろくなことはなかろうと、家の中で身を潜めていた。

この句も読まれています。

冴 返 る 通 信 簿 1 教 師 逝 く 通信簿に 1 をつけたとき、先生は子どもに言葉をかけなければならないと思う。 何十年も経った同窓会で、「俺、あの先生に、1 つけられた」 酔っていても、笑ってなかった。 今でさえ。 その当時、幼かった貴方がどれほど傷ついたか。 「 1 」をつけて、ぽんと渡せるんだ。 受け取った子どもの気持ちに何の配...
桂 川 ( けえしぇん ) と 車 掌 の 訛 り 矢 車 草... けえしぇんと しゃしょうのなまり やぐるまそう 筑豊本線、何故か今は、福北ゆたか線 わたしが子どもの頃、先生のこと「しぇんしぇえ」と呼ぶ子がいた。 何にもおかしくなかった。 最近の子どもたちは方言も使わないし、アクセントも標準。 あの震災のときも、年寄りだけが方言で、独特のアクセント、子どもたちは...
石蕗の花 咲く一面の 霜枯れに つわの花は強い。 そこら一面霜が降りて、ただでさえ見るかげのない狭い庭は、もう霜で押し潰されたみたいに、 ペシャっと死んだようになってるのに、緑のまあるい大きな葉っぱに守られて、 黄色の花弁の明るい花をさかせます。 ペッシャっと死んだ庭が息をつきます。...
狐 火 や 骸 は 土 に 馴 染 み し か きつねびや むくろはつちに なじみしか 山野や墓地に青白い炎がちらつく現象を、狐が口から吐く火だと古代の人間は見ていたと聞きます。 原因は、人骨や獣骨のリンが微光を放つものと辞書にはあります。 実際にキツネは冬に活動が活発にになります。 それに、稲荷信仰が重なったと考えられています。 今と...