木 の 芽 山 待 た せ て 単 線 一 両 車

このめやま またせてたんせん いちりょうしゃ

日田彦山線。
一時間に一本。
湧き水があり、花があり、退屈することはなかったけれど、遠くから来る列車の姿を見たときには、さすがにほっとしました。
それも一両。
軌道の何がちがうのかわからないのですが、あれほどがたがた音を立てて揺れる電車は珍しいと思いました。
旅の一幕としては、とても愉快でした。
山は丸ごと若芽を吹き、桜は残り、シャガの花は咲き乱れ、待ち時間としては最高でした。

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