暮れ行きて 藤紫の 春深し

春の宵はむらさき。ゆらりゆらりと日が落ちて、なんの花の香りかほのかに香る。大きな道路をちょっとはいった路地なんか歩くのがいい。下手すると、元の道に戻れなくてとんでもない目に遭うこともあるけど。

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真 夜 の 雷 賽 の 河 原 に 人 探 し まよのらい さいのかわらに ひとさがし おかしな夢をみたものです。 きっとイナビカリをともなう激しいカミナリのせいでしょう。 三途の川の河川敷、サイノカワラで、うろうろと、なつかしい亡くなった人を探しているのです。 日ごろはもうすっかり忘れているのに、忘れていないんだとわれながら驚きです。...
終 電 に 冬 三 日 月 の つ い て く る... しゅうでんに ふゆみかづきの ついてくる 中秋の名月などとはちがい、冬の月は硬くて冷たい。 板金で作ったような月に、影のようにウサギがいる、そんな感じです。 道は適当に明るくて、月明かりを必要としているわけでもないのに、板金の月は離れず付いてきます。 今年ももうふた月が過ぎたと、そのたったふ...
春隣 薄曇なり 小雨なり 春はもうすぐ隣。 それでも冷たい雨は降る、吹雪のような風が吹く。 なかなかすっとはいかないもの。 必ず来ると、わかっているなら、楽なもの。 人はあさって春が来ることが、わからない。 夜明け前の暗闇がわからない。 それに、春はまだまだ来ないこともあるんだもの。...
菜の花を 行くひとり行く 春連れて... 季節を連れ歩く子どももいるのである。 連れてでも歩かねば、進みようがないからである。 空気を吸い、においやしょえるだけのありとあらゆるとにかくそのまんまをクソみたいに抱えあげて、 下を向いて、ただ歩く多分そのときは、それだけ。 時間がたてば、荷物をおろす。...

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