後 悔 も 身 を 切 る 萱 も 抱 へ 逝 く

こうかいも みをきるかやも かかえいく

どう年齢を重ねていくのか、自分では決められませんが、出来ることなら、すべてを忘れ、自分に関わったあらゆる人の顔を忘れ、ご飯を食べたことも尿意も便意も忘れて死にたくはない。
膨大な後悔と反省と、そのせいでいつまでも続く心配を、責任を感じながら年をとる責任が、わたしにはあるからです。
だから、わたしだけ分からないまま逝きたくはないのです。
年をとるのは、寂しいことです。
親しい人に邪険にされたり、疎外感に苦しんだり、頼りにしている人が先に逝き、それゆえ性悪な人間にいいようにされないとも限らない。
それでも、自分の失敗で、迷惑をかけた人を忘れるなんてことにはなりたくないのです。
思うようにはいかないけれど。

この句も読まれています。

先々の 気がかり休み 秋の空 考えても解決のつかないことばかり。 うつうつと過ごした日々は長かったけど、 この秋空を見上げて、秋の空気を吸って、 今ひととき考えることをやめようと思う。...
四 温 来 し た び 三 寒 を 忘 れ お り... しおんこし たびさんかんを わすれおり 三寒四温、これを繰り返しながら春へと近づいていくと聞いてはいるのですが、毎年体験しているのに、さむいさむいと凍えているものだから、ちょっと寒さが緩むと、ああこれで春になると、寒さがぶり返すことを、寒の戻りがあることを、つい忘れてしまうのです。...
カササギの 渡りゆくなり 佐賀平野... 広い広い穀倉地帯を白いカササギが、大きく飛び回るのです。