彦 山 線 長 き 隧 道 抜 け て 花

ひこさんせん ながきずいどう ぬけてはな

少しむかしまで、筑豊は日本有数の産炭地でした。
釈迦岳トンネル。
全長4km以上。
筑前岩屋駅と彦山駅の間。
すべて石炭を運び出すためだったそうです。
その前の金辺隧道で工事は難関を極め、会社の存続も危ぶまれ、幾多の変節を経て、今に至ったと聞きます。
すっかり観光列車となり、湧き水の汲める無人駅として有名です。
桜の季節には花見客でごった返します。
時代の変遷とはいえ、その昔トンネル工事に命をかけた人々が、もしもこの光景を見ることが出来たなら、なんと思うかと考えたりします。

この句も読まれています。

山 風 の 吹 き 来 し 石 榴 実 を 割 か つ... やまかぜの ふきこしざくろ みをわかつ 石榴は、小さな固い実を付けてからが長いのです。 夏の猛暑から、秋口の残暑を経ても、なお固いまま。 秋になり、山から「おろし」と呼ばれる冷たい風が吹き降りてくる頃、ようやくかっぱりと割れます。...
暮 れ ん と す ま ず 石 蕗 (つわぶき) の 花 於 い て... 秋の夕暮れ。 日の落ちることの早さに、毎年のことながら驚く。 庭先にも、道端にも、日当たりのいいところには、石蕗の花が真っ盛り。 混じり気のない黄色で、夕暮れの中最後まで色を残す。 葉はまんまるで、緑鮮やか。...
生を取り 茹で筍(たけのこ)に 取り替えて... スーパーで、旬の筍に思わずとびつきました。 で、ちょっと行くと、茹でた筍に出会ったのです。 一瞬考えて、茹でたものに取り替えました。 筍は、皮を剥いて、糠と一緒に茹でます。 季節の行事だけど、手間は省いた方が楽かと、判断しました。...
あやめ葺く(ふく) 蕾むらさき 巻き上げて... あやめがだいすきなのですが、最近はあまり見ることがありません。 仲間の菖蒲やアイリスは、どこにでもある感じですが、 あの濃い青紫の、きりっと巻かれたつぼみ、ようやく開いた、 気高い花は、ほかに見当たらないほど荘厳です。...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください