冬炬燵 背負うてきのうの 飯を食う

炬燵だけでは絶対的に寒いのです。
でも事情があって、いまここには炬燵しかないのです。
それならもう炬燵を背負うしかありません。
と言っても力はいりません。
炬燵に腹ばいに寝ればいいのですから。
つまり炬燵のテーブルを亀の甲羅となるのです。
亀の頭は、あたしの頭、亀の手足はあたしの手足。
借りたのは、甲羅だけ。
こうやって飯を食えば、ほっかほっかで寒さ知らず。
きのうの飯にまで文句を言ってはいけないのです。

この句も読まれています。

橋脚に 凭れて(もたれて)土筆(つくし)の 袴(はかま)取り... 那珂川の堤防の端にすわって、春の 空気を吸ってみる。足下の土筆を手 すさびに取って、はかまを取ったり なずなの葉を少しずつ下にずらして 鈴のように振ったりした。逃げも隠 れもしない春が来た。...
ビードロの ぐい呑み春の 骨董市 ビードロとは、ポルトガル語で硝子(がらす)のことだそうです。 色が深くて、異国情緒漂うぐい呑みは、その色と形と、言葉の響きで、 虜になってしまいます。 遠い国から、遠い昔にやってきたものか、この国で作られたものか それはどうでもいいのです。 価値はどうでもいいのです。 好きか、嫌いかです。...
野焼きあり 懸案事項と 離別する Open burning 野焼き / urawa 火をつける人も、火をつける機会など、そうそうあるものではないだろう。めらめらと燃え広がっているのはわかるけれど、はじめのうち炎は見えない。見えない炎が、見えないままに広がる様は恐ろしい。全ては消防の言うとおり。そんなに危ないなら、風物詩をやめて、仕事...
有 明 の 引 き 潮 を 追 ふ 鰯 雲 ありあけの ひきしおをおう いわしぐも 一日に二回の干満を繰り返す有明海。 干潟。 その速さは驚くほどで、みるみるうちに海が無くなったり、水平線の向こうから、ひたひたと押し寄せる様は恐怖さえ覚えます。 空は秋のいわし雲。 見ていて飽きません。...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です